ぼくが2ヶ月の育休から復帰した直後のこと。

育休取ったことで身についたと思うスキルは何ですか?
と後輩くんに聞かれました。
たしかに、いろいろできるようになったことはあります。
でも、そういう育休取る、ってそういう観点じゃない気がしたんですよね。。
この言いようのない違和感をTwitterでつぶやいてみたところ、想定外の大反響!
多くの人に注目されてしまいました。
『育休取ったことで身についたと思うスキルは何ですか?』と後輩に聞かれた。
— B型パパ@娘2歳&息子0歳(育休2ヶ月取りました) (@BTypePapa) June 10, 2021
いろいろできるようになったことは確かにあるけども、なんかそういう観点じゃないんだよ、育休取るって。
何だろう、うまく言葉に言い表せない違和感。。。
伝わります?育休経験者の皆さま。
この記事では皆さんからの素敵なリプをご紹介しながら、
・ぼくが抱いた違和感の正体とは
・男性育休を取ることで本当に得られるものは何なのか
を書いてみたいと思います。
男性育休を取るか迷っているプレパパさんの参考になればうれしいです。
違和感の正体
「育休取ったことで身についたと思うスキルは何ですか?」という質問への違和感。
Twitterでリプをくださった多くのパパママさんも違和感を感じてくださいました。
何が違和感だったのでしょうか。
後輩くんの質問の裏にはこんな気持ちが透けて見えます。

(どうせ育休を取るのなら、得るものがないと割に合わないよ…)
後輩くんにとっては、育休を取ることのデメリットの部分は想像がしやすかったのでしょう。
・収入が減る
・キャリアが中断される
・上司に嫌な顔をされる
さらに言うと、後輩くん本人が育児に参加させられることがもしかしたらイヤなのかもしれません。
だからこそ、それだけのデメリットに見合う対価が何かを知りたい。
そんな気持ちだったのではないでしょうか。
誰のための育休か
そもそも育休は自分のために取るものではありません。
家族のためです。
自己犠牲の精神とも違いますよ。
家族のために育休を取ることが、結果、自分の幸せに繋がるのです。
スキルを身につけるために育休取るわけじゃないから表せないんじゃないですか?
— mgn (@mgn55947221) June 10, 2021
家族、おくさま、おこさま、自分のために取るんだから。
おまけについてきたかもだけど、そもそもスキル取得が目的ではないわけだし。なにもなくても全然イイはず。←語彙力
返答としては皆さん書かれてますが、育休をスキルアップのために取ろうとするのは間違いの素だから考え方を変えた方がいいですよ。家族との時間を大事にするため、二人の子供を育てるための育休です。と伝えればいいかなと思いました。
— こうさん (@kkousAN3) June 11, 2021
自分がスキルを身につけるために育休をとるんじゃなくて、子どもの世話をするために・自分の時間やスキルを差し出すために取るんじゃないの?
— murasameno (@murasameno) June 10, 2021
基本がGIVE。何かTAKEできたとしたらそれはおまけ。
スキルのためじゃなくてその時間が必要だから取っただけですよね…
— 伯爵夫人のツイートは全て自慢です🤗 (@countessofvvv) June 11, 2021
結果的に成長はできる
「スキル」という表現が適切ではないかもしれませんが、育休を取ることで成長を実感できることはあります。
それは自身の価値観であったり、人生観であったり。
特に意識の変化は強く感じられますよね。
仕事に直接活かせるスキルはないに等しい。
— Videonnect (@videonnect) June 10, 2021
強いて言えば、育休明けに残業しなくなることによる生産性アップ、だろうか。
それよりも、働くことの意味とか何のために仕事をするのかってことを考えるようになりましたね。
よくわかります!家事・育児スキルはあがりますが、それよりも家族への愛情とか、家族を取り巻く社会への問題意識とか、自分の親への感謝とか、そうした意識的な変化のが大きいように思います。これもうまく言い表せてないのですが。。
— えいとあパパ@育休中 (@C86lOOgqCIVt0XS) June 10, 2021
スキルというほどのものは身につけた感じはしませんねー。
— いかさん @家族ファースト🦑 (@2018hiroto) June 10, 2021
それより、人生に対しての捉え方というか
「自分と家族の人生を、遠くから見れるようになる感覚」が一番変わりましたね
育休取得で本当に得られるものとは
ぼくは夫婦の絆だと思いました。
もともと仲が悪かったわけではないですが笑
予測不能な日々をへろへろになりながら駆け抜けた経験は、一生の財産になったと感じています。
生後数か月の時期って、経験したことのないくらいカオスな時期なんです。
眠れない、いつも気が休まらない、自分の時間がまったくない。
赤ちゃんはなぜ泣いているのか、どうしたら泣き止むのかわからない。
そんな期間を2人で過ごせば、そりゃあ夫婦の絆も深まるというものです。
今も日々子育てに追われていますが、「あの時があったから頑張れる」という感覚があります。
子育てが大変なものってわかるので
— オウチァンパパ (@O_CHAN_PP) June 11, 2021
奥さんを労わるスキルが身に付いて
夫婦円満という上位スキルも手に入りました。
育休で得られるのは「生まれたばかりの自分の子供と、家族で一緒に過ごす豊かな日々」という、この後の人生で後悔しても二度と手に入ることのない「幸せ」を手に入れることだと思っています。
— ぴーちゃんパパ (@P_chan_papa) June 11, 2021
年をとってどれだけお金持ちになっても、「育休を取った人生」は後からはもう手に入らないですから。
最後に。
この後輩くんを擁護するわけではないですが、彼に悪意があったわけではもちろんないと思っています。
ただただ、男性が育休をとるイメージが湧いていない。知識を持っていない。
この後輩くんみたいな人は、まだたくさんいると思います。
もっと男性育休がメジャーになって、育休を取得するパパが一人でも増えればいいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント